愛する水牛を守ろうとした68歳男性の悲劇

台風「オポン」の猛威の中で飼っていた水牛を救おうとした68歳の男性が、金曜日の朝、ビリランの農地で溺れて亡くなりました。

カイビラン市警察署(MPS)の初期報告によれば、被害者である「ゴゴイ」というあだ名の男性は、ビリランのカイビラン、ビラ・ビセンタ、シティオ・ボリンの農地で遺体で発見されました。

警察によると、消防局(BFP)と共に道路の清掃作業を行っていた際、洪水で浸水した農地で浮いている被害者を発見しました。

これに先立ち、激しい雨と台風による強風にもかかわらず、被害者は自分のバラックから出て水牛を探しに行ったとされています。

しかし、農地を歩いている最中に急に洪水の水位が上がり、男性は溺れてしまいました。

市の保健担当官(MHO)は、検査の結果、被害者の死因が窒息であることを確認しました。

被害者は避難するように事前に警告されていましたが、拒否し、水牛を置いていくことはできないと述べていたと伝えられています。

【用語解説】
– バランガイ(地区):フィリピンの最小行政区画
– バラック:簡易的な住居や小屋
– ビリラン:フィリピンのビサヤ諸島に位置する島と州の名前


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