フィリピン沿岸警備隊(PCG)によりますと、パラワン州リナパカンで漁師たちによって発見されたとされる水中ドローンが回収されました。
PCGの西フィリピン海担当スポークスパーソンであるジェイ・タリエラ准将によりますと、このドローンは9月28日にニュー・コライラヤン地区のシティオ・タピックで漁師たちによって発見されました。
この自律型水中ビークルは、全長12フィートで、直ちに当局に引き渡され、現在はPCGリナパカンステーションの管理下で法医学的検査と調査が行われています。
タリエラ氏はまた、この装置には伝導率-温度-深度(CTD)センサーが搭載され、中国語のラベルが貼られ、シリアルナンバーはCTD-20090334であり、海中に長期間浸されていたため腐食の兆候があると述べました。
PCGは、この水中ドローンの出所、用途、そして潜在的な脅威を特定するために、関連する安全保障機関と連携することを確約しました。
【用語解説】
– フィリピン沿岸警備隊(PCG):フィリピンの海上保安機関で、海上の安全と治安を維持する役割を担っています。
– 自律型水中ビークル:人の操作なしに自動で動作する水中ロボットの一種です。
– 伝導率-温度-深度(CTD)センサー:海洋調査で使用されるセンサーで、水の伝導率、温度、深度を測定します。