豪州拠点のシェフ夫妻、世界でフィリピン料理を発信

オーストラリアを拠点に活動するシェフのカップルが、フィリピン料理を世界の料理界で広めています。

各国際的な料理大会で、フィリピン文化への愛を込めた料理が提供されています。

オーストラリアを拠点に活動する料理人カップル、プリンセス・アン・ウイさんとマーク・ナクアさんは、国際的な料理大会でフィリピンの味を代表することに誇りを感じていると述べました。

「私はとても誇りに思っています。私たちの旗と名前を掲げることができることに」とウイさんは語りました。

ウイさんは、2025年にオーストラリアで開催された「ボキューズ・ドール・オーストラリア・ナショナル」で「シルバー・ナイフ」を受賞し、テキサス州ダラスでのシーフード部門で2位に入賞しました。また、世界的なポップアイコンであるニッキー・ミナージュさんやレディー・ガガさんが出演するイベントで、6万人の観客向けのケータリングを担当しました。

一方、ナクアさんは「デザート・チャンピオン」に輝き、アメリカ・インディアナポリスで7位に入賞しました。

フィリピンの人々に彼らの料理の技術を味わってもらうために、この料理のデュオは9月18日にサン・ファン市のシェフ・ラウディコによるゲバラズで開催された「Taste of the Philippines: A Global Culinary Journey」の第5回でいくつかのシグネチャーディッシュを披露しました。

ウイさんは、フィリピンの味を日本の精密さと現代のオーストラリアの技術と組み合わせたシグネチャースタイルを披露し、ウマミ・レチョン・ベリーロール、エビトースト、カレカレ・ボニート、チキン・モリンガ茶碗蒸し、シーフードうどんなどの料理を提供しました。

ウイさんにとって、「Taste of the Philippines」に参加することは名誉であり、責任でもあります。

また、ウイさんは、海外に拠点を置くフィリピンのシェフもフィリピン国内のシェフも、ゲバラズのオーナーであるロランドさんやジャッキー・ラウディコさんをはじめとする料理の専門家との協力にますますオープンになっていると強調しました。

「そして、私が皆に伝えたいのは、コラボレーションする際には、お互いのアイデアを奪うことではなく、知識とスキルをさらに高めることに焦点を当てるべきだということです」と彼女は付け加えました。

ウイさんはノブやマーベル・スタジアムのキッチンを率いてきましたが、ナクアさんは現在、dnataインフライトケータリングで勤務しています。

この料理のパワーデュオは、クラウンカジノでもその技術を披露しました。

次の料理対決

ウイさんとナクアさんは、10月16日から19日にアメリカ・インディアナポリスで開催される大会で再びその料理の才能を披露し、フィリピンの誇りを持って参加します。

ウイさんによれば、今年は彼女がヘッドシェフを務め、夫がスーシェフの役割を担う予定です。

大会ではオーストラリアを代表することになりますが、ウイさんは心の中でフィリピンへの誇りを持ち続けていると述べました。

【用語解説】
– ボキューズ・ドール:フランスの料理の祭典で、世界的に権威のある料理大会。
– ゲバラズ:サン・ファン市にあるレストランで、フィリピン料理を提供。
– シルバー・ナイフ:料理大会での賞の一つ。


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