フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、フィリピン責任区域(PAR)内で熱帯低気圧となった低気圧「パオロPH」に関する最新情報を発表いたしました。
最新情報によりますと、パオロはフィリピンに接近しており、フィリピン海を西北西に時速25キロメートルで移動しながら、わずかに勢力を強めております。中心付近の最大持続風速は時速55キロメートル、最大瞬間風速は時速70キロメートル、中心気圧は1002ヘクトパスカルでございます。
熱帯低気圧風信号(TCWS)の発令状況
信号番号1
ルソン
カタンデュアネス北部(パンダン、バガマノック、パンガニバン、ビガ)
信号番号1について知っておくべきこと:
風の脅威:強風
警告のリードタイム:36時間
風速範囲:時速39から61キロメートル(ビューフォート風力階級6から7)
風の潜在的影響:生命と財産への脅威は最小限から軽微
予報によりますと、パオロは概ね西から西北西に進み、10月3日金曜日にイサベラまたは北部アウロラに上陸する可能性がございます。勢力を増し、金曜日の早朝には強い熱帯低気圧のカテゴリーに達する可能性がございます。
10月4日土曜日の朝にはフィリピン責任区域を抜ける見込みでございます。
以前の記事によりますと、強い熱帯低気圧「オポン」の襲来は、マスバテに最悪の被害をもたらしました。その通過中に発令された最高の熱帯低気圧風信号(TCWS)は信号番号5でございました。
【用語解説】
– フィリピン責任区域(PAR):フィリピン大気地球物理天文局が監視する気象区域
– 熱帯低気圧風信号(TCWS):フィリピンで発令される風速に応じた警報信号
– ビューフォート風力階級:風速を測定するための国際的な基準