救援物資の不正販売が発覚、警察が摘発

フィリピン国家警察(PNP)の犯罪捜査検出グループ(CIDG)は、社会福祉開発省(DSWD)の救援物資が違法に販売されている現場を押さえました。

社会福祉開発省は、「女性や子供を含む必要とする人々を支援し、力を与えるための政策とプログラムに重点を置いています。」

この省は主に、災害や非常時におけるフィリピン人の福祉を監視する役割を担っています。特に恵まれない人々や不利な立場にある人々を支援する部門として知られています。

災害や非常時には、主に迅速に行動を起こす部門の一つです。しかし、ABS-CBNの報告によれば、DSWDからの災害被害者向けの救援物資が配布されず、さらに悪いことに、これらが違法に販売されているとのことです。

救援物資は国の予算の一部であり、倉庫には6,000箱の救援物資が蓄えられており、その価値は1,500万ペソと見積もられています。報告によると、これが販売されており、それは違法行為です。

DSWDは、この倉庫と部門が関係していないと否定しました。また、同省はその名前の使用を非難しました。関係当局は、救援物資は無料であり、販売されるべきではないと強調しました。

CIDGは、DSWDのラベルが付いたプラスチック容器の中身を公開しました。各箱にはタオル、スリッパ、男女用の衣服、そして赤ちゃん用の服が含まれていました。各箱の価格は2,500ペソでした。

この暴露の後、CIDGのOICであるジョン・ギアギ氏は、「これは特に最近のセブでの地震の被害者にとって、救援物資が無料であることが知られているため、人々にとって悪影響を及ぼすだろう」と述べました。「もちろん、それは政府への反発です」とギアギ氏は言いました。

【用語解説】
– DSWD(社会福祉開発省):フィリピンの政府機関で、社会福祉と開発を担当しています。
– CIDG(犯罪捜査検出グループ):フィリピン国家警察の部門で、犯罪捜査を専門としています。


オリジナルサイトで読む