コタバト市でSK会長襲撃、弟重体の悲劇

コタバト市で土曜日の朝、サングニアン・カバタアン(SK)議長が射殺され、その兄弟が重体となる事件が発生しました。犯人は「ライディング・イン・タンデム(※2人乗りのバイク)」で逃走しました。

バンサモロ自治地域(BARMM)の警察地域長であるジャンセン・デ・グスマン警察准将によりますと、事件は午前10時頃、市の中心部で発生しました。

市警察署長のジビン・ボンカヤオ警察大佐は、被害者がバランガイ・ポブラシオン5のSK議長であるプリンス・モハズ・マタノグ氏と、その兄弟であるムアマル・マタノグ氏であると確認しました。両者ともコタバト市の住民です。

プリンス・モハズ氏は病院に到着した際に死亡が確認され、兄弟のムアマル氏は重体です。

捜査によれば、被害者たちはトヨタ・ライズ(NFJ 8206)に乗ってシンスアット通り、ホセ・リム通りの角、市の広場近くを走行中に、犯人に銃撃されました。

負傷しながらもプリンス・マハズ氏は運転を続けましたが、犯人たちは追跡し、車両に向けてさらに発砲しました。

ビートパトロール中の当局が事件を目撃し、すぐに対応しましたが、犯人たちは警察にも発砲し、警察官1名が負傷しました。

犯人たちはバイクに乗って素早く逃走しましたが、マタノグ兄弟の車は800メートル先でようやく停止しました。

犯罪現場の捜査員は、犯人と応戦した警察官の銃から発射された94発の弾丸の殻を回収しました。

コタバト市のブルース・マタバラオ市長はこの銃撃事件を非難し、犯人の居場所に関する情報を提供した者に50万ペソの報奨金を提供すると発表しました。

また、バンサモロ青年委員会も、メンバーであるマタノグ氏の事件を悲しんでいます。

【用語解説】
– サングニアン・カバタアン(SK):フィリピンの青年評議会
– ライディング・イン・タンデム:2人乗りのバイクによる犯行手法


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