地震被害の教会からの持ち帰り禁止を訴え

地震で被害を受けた教会からのがれきをお土産や「アンティンアンティン」(お守り)として持ち帰らないよう、北セブのカトリック司祭が公衆に訴えました。

バンタヤン島のサンペドロアポストル教会のエドマー・マルセロネス神父は月曜日の声明で、がれきの一部を持ち帰ることは「窃盗行為であり、法律に違反する犯罪です」と述べました。

「石や材料のすべての断片は私たちの神聖な遺産の一部であり、保存されなければなりません。専門家に任せて、教会の遺産を守るために彼らを支援しましょう」とマルセロネス神父は述べました。

数世紀の歴史を持つバンタヤン教会は、9月30日にセブとその周辺の州を襲ったマグニチュード6.9の地震で被害を受けた礼拝所の一つです。

この地震により、教会のペディメントと頂上の十字架が大きく損傷し、安全上の懸念から当局は立ち入りを制限しました。

マルセロネス神父によれば、教会は最近、遺産と保存の専門家による迅速な評価を受け、地震で損傷を受けた構造物の調査、準備、復元の「長く、技術的で科学的なプロセス」が始まりました。

透明性を確保するために、教区は地震修復プロジェクトのための専用の銀行口座を開設します。修復と復元の取り組みを支援するための寄付を受け付けています。

現在、構造物は公共の集会には安全でないため、ミサは教会の敷地内で続けられます。

司祭は、専門家が復元作業を行う間、教区民に忍耐と祈りを求めました。

「神の摂理が彼らを強め、私たちの信仰と歴史の神聖な象徴を再建するために働く彼らを守ってくれますように」とマルセロネス神父は述べました。

【用語解説】

– アンティンアンティン:フィリピンで信じられているお守りや魔除けのこと。


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