セブのBPO企業、災害対策不備で業務停止命令

DOLE、セブのBPO企業に安全問題で業務停止を命令

セブにあるBPO企業が、労働雇用省(DOLE)から業務停止を命じられました。

2025年10月5日(日曜日)、労働省は、適切な災害対応計画がないことを理由に、セブのBPO企業に業務停止を命じました。

DOLEによると、この企業は職場の安全衛生プログラムに緊急時および災害への備えを含めておらず、これはすべての職場において必須の要件です。

このことは、特に地震や台風などの自然災害時における従業員の安全に関して深刻な懸念を引き起こしました。

労働省は、問題に対処する間、企業に柔軟な勤務体制を導入するよう助言しました。これにより、従業員は企業が必要な安全基準を遵守する間も安全に働き続けることができます。

この命令は、BPO業界従業員ネットワークが2025年9月30日に発生した強い地震の際に、セブのいくつかの企業が労働および職場安全法に違反したと主張し、10月2日に30のBPO企業に対して苦情を申し立てた数日後に出されました。

多くの従業員が、揺れにもかかわらず働き続けなければならなかったと報告されており、いくつかのオフィスでは明確な避難計画がなかったとされています。

DOLEは、従業員の安全と健康が常に最優先であるべきだと強調しました。すべての企業に対し、地震、火災、その他の災害時に従業員が何をすべきかを知っているように、緊急手順を見直し、更新するように促しました。

【用語解説】
– DOLE(労働雇用省):フィリピンの労働および雇用に関する政府機関。
– BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング):企業の業務プロセスを外部の専門業者に委託すること。
– セブ:フィリピン中部に位置する島で、経済的に重要な地域。


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