アテネオ応援団、汚職に抗議の大胆パフォーマンス

アテネオ応援チーム、UAAPハーフタイム抗議で汚職を非難

2025年10月8日、アテネオ・デ・マニラ大学の応援チームは、SMモール・オブ・アジア・アリーナで行われたアテネオ対フィリピン大学の男子バスケットボール試合のハーフタイム中に、政治的なメッセージを発信し注目を集めました。

UAAPシーズン88の試合のハーフタイムで、アテネオ・ブルー・バブル・バタリオンのメンバーは「KURAKOT IKULONG(汚職者を投獄せよ)」と書かれたシャツを着てパフォーマンスを行い、現在国を悩ませている洪水対策に関する汚職問題への責任追及を呼びかけました。

このパフォーマンスの画像や映像はすぐにオンラインで広まり、多くの人々がその大胆さを称賛しました。

「もっとこういうのをお願いします。汚職者を投獄せよ!!!!」とあるユーザーが述べました。

「怒りを保て。声を上げ続けろ。誰も忘れない」と別のユーザーが書きました。

「そうだ!」と別のユーザーがコメントしました。

洪水対策汚職問題

応援チームのメッセージは、政府が国内の数十億ペソ規模の洪水対策プロジェクトにおけるリベートスキームの疑惑を調査している中で発信されました。

疑惑には「ゴーストプロジェクト」、すなわち実際には存在しないか「完了」と報告されているが存在しないインフラプロジェクトが含まれ、その資金が他の用途に流用されているというものがあります。

また、一部の政治家の自宅にリベートスキームに関連する現金の入ったスーツケースが届けられたという報告もあります。

【用語解説】

– アテネオ・ブルー・バブル・バタリオン: アテネオ・デ・マニラ大学の応援チーム。
– UAAP: フィリピンの大学間スポーツリーグである「University Athletic Association of the Philippines」の略称。
– ゴーストプロジェクト: 実際には存在しない、または完了していないにもかかわらず、報告上は存在することになっているインフラプロジェクト。


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