毒ガニで父親が急性麻痺に、命の危機

フィリピンのパラワン州リサール、バランガイ・ランサンで、ある父親が毒性のあるデビルクラブを食べた後に麻痺状態になりました。

被害者である54歳のロヘリオ・ドゥマアンさんは、10月7日の夜に漁から帰ってきたばかりで、捕まえたカニをすぐに調理して食べましたが、それが毒を持っているとは知らなかったと息子が語っています。

食事をして数分後、ドゥマアンさんは激しいめまいと体のだるさを感じ、すぐに病院に運ばれました。現在も入院中で麻痺状態が続いています。

デビルクラブにはテトロドトキシンとサキシトキシンという神経毒が含まれており、少量でも麻痺や死亡を引き起こす可能性があります。

【用語解説】
– デビルクラブ: フィリピンで見られる毒性のあるカニの一種。
– テトロドトキシン: フグ毒として知られる強力な神経毒。
– サキシトキシン: 貝毒の一種で、神経系に影響を与える毒素。


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