セブ避難所で呼吸器疾患が急増中

9月30日に発生したマグニチュード6.9の地震の後、北セブの避難所で呼吸器疾患が広がっていると報告されています。

州保健局(PHO)のメアリー・アン・ジョセフィン・アーセナル局長によりますと、ボルボンとソゴッドの町で急性呼吸器感染症のケースが記録され、ダアンバンタヤンとタブエランの避難者の中には発熱を経験している人もいるとのことです。

彼女は、避難テントでの過密状態や天候の変化が主な病気の原因であると指摘しています。

彼女によれば、状況の悪化に対応するため、ボゴ、サン・レミヒオ、メデリン、ボルボン、ソゴッド、タブエラン、タボゴンに3回にわたってビタミンと薬を送ったとのことです。

また、シティ保健局のシエラ・ファシオル補佐官は、医療チームが毎日バランガイ(地区)を訪問し、80人から100人の患者を治療していると述べました。多くの避難者は依然として仮設シェルターに住んでおり、そこでは多くの子供や高齢者が咳、鼻水、発熱を訴えています。

下痢や食中毒のケースはまだ報告されていませんが、感染拡大を防ぐために避難者にはあまり外出しないよう注意が促されています。病気以外にも、多くの人が災害後のトラウマやストレスを経験しているとのことです。

【用語解説】
– バランガイ: フィリピンの最小行政区画で、地区や村を指します。
– PHO: 州保健局の略称で、地方の公衆衛生を担当する機関です。
– 避難所: 災害時に避難者が一時的に生活するための施設です。


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