ブルサン火山の噴火警戒、住民に注意喚起

フィリピン火山地震研究所(Phivolcs)は昨日、ソルソゴンにあるブルサン火山の活動が活発化していることを受け、噴火の可能性について警告いたしました。

同機関によりますと、土曜日以降、火山の北側で深さ10キロメートル未満の場所で岩が割れることにより、72回の火山性地震が記録されました。

また、Phivolcsは弱い脱ガス活動と、1日あたり平均34トンの二酸化硫黄の放出を観測しており、これは火山の下で浅い水熱活動が行われていることを示しています。

ブルサン火山は現在、警戒レベル1、すなわち低レベルの不安定状態にありますが、突然の噴火の可能性が高まっています。特に高齢者、妊婦、乳児、心臓や肺に病気を持つ方々には、灰に対する防護マスクや濡れた布の使用を推奨いたします。

さらに、Phivolcsは、一般の方々に対し、4キロメートルの常設危険区域を避け、南東の2キロメートルの拡張危険区域に注意を払い、火山灰の降下、落石、ラハール(火山泥流)の可能性に注意するよう呼びかけています。

【用語解説】
– Phivolcs: フィリピン火山地震研究所
– ラハール: 火山泥流
– 脱ガス活動: 火山からガスが放出される現象


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