歴史的なマリア像が100年ぶりにサンタ・クルス教会の主祭壇に戻る
ホセ・アドビンクラ枢機卿は金曜日、マニラのサンタ・クルスにあるバシリカ・ミノレ・デ・ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラールの主祭壇で、歴史的なヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール・デ・マニラの像の荘厳な即位式を執り行いました。
このイベントは、100年以上ぶりに像が主祭壇に戻ることを記念するものでした。何十年もの間、この尊敬される像はバシリカの側祭壇で崇拝されていました。
「マリアは、希望は決して失望させないと私たちに保証してくれます。なぜなら、イエスが私たちの希望だからです」とアドビンクラ枢機卿は述べました。「どんな力も神の力に勝ることはできません。善は常に勝利し、愛が常に最後の言葉を持ちます。」
彼は、人生の意味はすべてを主に委ね、親切と慈悲を通じて他者に奉仕することにあると強調しました。それが絶望している人々にとって希望の道具となるのです。
災害、病気、個人的な試練の中で希望を持ち続けることの難しさを認めながら、アドビンクラ枢機卿はマリアを揺るぎない信仰の模範として指摘しました。
「マリアは、血を流し苦しむ御子の前で十字架の足元に立っていました。そこで彼女は、力と希望で彼女を支えた神と出会いました」と彼は述べました。
また、信者たちに、マリアが神の母であり教会の母であることを思い出させ、彼女の謙虚さ、信仰、忍耐を見習うよう呼びかけました。
【用語解説】
1. バシリカ・ミノレ・デ・ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール – マニラのサンタ・クルスにあるカトリック教会の名称です。
2. ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール・デ・マニラ – マニラの守護聖人として崇められる聖母マリアの像です。
3. ホセ・アドビンクラ – マニラの枢機卿で、カトリック教会の高位聖職者です。