サラ・ドゥテルテ副大統領、マルコス大統領の辞任要求について語る
サラ・ドゥテルテ副大統領は、ボンボン・マルコス大統領の辞任を求めない理由を説明しました。
フィリピンでの数十億規模の洪水対策に関する汚職疑惑が浮上する中、ボンボン・マルコス大統領に辞任を求める声が上がっています。カビテ第4地区の議員キコ・バルザガは、最近、マルコス大統領の辞任を求める抗議活動を主導しました。彼は以前にも、マルコス・ジュニアに対する弾劾訴追の申し立てを示したことがあります。
バルザガのほかに、ハリー・ロケもボンボン・マルコス大統領の辞任を求めました。彼によれば、フィリピン国民はマルコス・ジュニアが自発的に大統領職を辞任すれば、彼を許すかもしれないとのことです。
元大統領ロドリゴ・ドゥテルテの元報道官であるハリー・ロケは、フィリピンの裁判所が発行した逮捕状の中で現在オランダのハーグにいます。彼によれば、マルコス・ジュニアの任期が終わった翌日にのみフィリピンに戻るつもりだとしています。
ハリー・ロケはまた、「ピープル・パワー」を呼びかけ、これがフィリピン政府の汚職問題の解決策であると主張しました。しかし、一部のフィリピン人がボンボン・マルコス大統領の辞任を求める中、サラ・ドゥテルテ副大統領は自分はその呼びかけに参加していないと述べました。
「『マルコス辞任』は無意味な呼びかけです。だから私は彼に仕事をするように求めていますが、もちろん…彼はそれをしていません」と副大統領は述べました。
投稿によれば、サラ・ドゥテルテ副大統領はまた、ボンボン・マルコス大統領の父である故フェルディナンド・マルコス・シニア元大統領が長期間大統領職にあったことを指摘しました。彼は1965年から1986年までの間、フィリピンで最も長く大統領を務めた人物です。
「私は彼に辞任を求めたことはありません…彼は辞任しません。父親(元大統領フェルディナンド・マルコス・シニア)を見ましたか?何年(大統領を務めた)か?」と彼女は述べました。
マルコス・ジュニアの辞任要求について語るだけでなく、サラ・ドゥテルテ副大統領はカビテの議員キコ・バルザガとの関係についても言及しました。
【用語解説】
– ピープル・パワー:フィリピンでの市民による非暴力の抗議活動や運動を指す言葉。