ケソン市の電子タバコ店で現金と電子タバコ製品を盗んだとして高齢者が逮捕されました。
ケソン市の電子タバコ店で、CCTVにより盗みを働いているところを捉えられた高齢者が当局に逮捕されました。
2025年10月8日の早朝、ケソン市バランガイ・サウヨのキリノ・ハイウェイ沿いにある電子タバコ店で、61歳の男性が盗みを働いたとして逮捕されました。
CCTVの映像には、高齢の男性が店のシャッターの下をくぐって店内に侵入する様子が映っていました。店内に入ると、彼は複数のキャビネットを開け、現金と電子タバコ製品をバックパックに入れました。
しかし、再びシャッターを持ち上げて逃げようとした際に店内に閉じ込められてしまいました。タリパパ警察署3の署長であるフォン・アレハンドリーノ警部補によれば、容疑者はシャッターをこじ開けて這い入ったとのことです。
CCTVを監視していた店主は、すぐに侵入に気づき、近くを巡回していたタクティカル・モーターサイクル・ライディング・ユニット(TMRU)の警察官に助けを求めました。
駆けつけた警察官は、ちょうど良いタイミングで到着し、男性が出てくるのを待って逮捕しました。彼らは現金3,000ペソと約1,300ペソ相当の電子タバコ製品を回収しました。
さらなる調査により、容疑者には前科があり、2019年以来、窃盗や類似の犯罪で服役していたことが明らかになりました。
高齢の男性は犯行を認めました。彼は、子供が心臓の病気を患っており、トウモロコシの販売で得た少額の資金を借金返済に使い果たしてしまったため、やむを得ず犯行に及んだと説明しました。
高齢者は、絶望からこの行動に出たが、今ではそれが問題を悪化させただけであることを後悔していると述べました。
容疑者は現在、タリパパ警察署の拘置施設に収容されており、強盗の罪に問われています。
【用語解説】
– バランガイ:フィリピンの最小行政区画で、日本の町内会に相当します。
– タクティカル・モーターサイクル・ライディング・ユニット(TMRU):フィリピン警察の特殊部隊で、迅速な対応を目的としたバイク部隊です。