マイニラッド・ウォーター、最大343億3000万ペソのIPOを計画
水道事業者マイニラッドのロゴがフィリピン・スターのファイル画像に見られます。
香港のファースト・パシフィックは火曜日に、フィリピンの関連会社であるマイニラッド・ウォーター・サービスが最大343億3000万ペソ(約5億9058万ドル)を初公開株(IPO)で調達する予定であると発表しました。これは、過去4年間でフィリピン最大の上場となります。
このIPOは、2021年に食品メーカーのモンデ・ニッシンが記録的な10億ドルを調達したIPO以来、国内最大のものとなります。
マイニラッドは、メトロ・パシフィック・インベストメンツ・コーポレーション、DMCIホールディングス、および日本の丸紅株式会社が大部分を所有しており、メトロ・マニラの西部地区とカビテ州の一部にサービスを提供しています。
このオファーは10月23日から10月29日まで開かれ、取引は11月7日にフィリピン証券取引所で開始される予定です。
この上場は、フィリピンでのIPOの増加するパイプラインに加わるものであり、LSEGがまとめたデータによれば、昨年のIPOによる収益は2023年の7,290万ドルから3倍以上の2億3,410万ドルに増加しました。
(1ドル=58.1290フィリピン・ペソ)
【用語解説】
– マイニラッド:フィリピンの水道事業者で、メトロ・マニラの西部地区とカビテ州の一部にサービスを提供しています。
– IPO(初公開株):企業が初めて株式を一般投資家に公開することを指します。
– メトロ・パシフィック・インベストメンツ・コーポレーション:フィリピンの大手投資会社で、インフラストラクチャー、医療、電力などの分野に投資しています。