DOH、パラワンでのレプトスピラ症例が133件に増加と発表
保健当局は、パラワンでのレプトスピラ症の症例数が133件に達し、9人が死亡したことを受け、懸念を表明しました。
ミマロパ地域の保健省(DOH)は、住民に対し、特に洪水が頻発する雨季には十分に注意するよう警告を発しました。
アボルラン、ソフロニオ・エスパニョーラ、サン・ビセンテの各町でも1人ずつが死亡しました。ミマロパ地域全体では、今年に入ってから262件のレプトスピラ症例が記録され、35人が死亡しています。
DOHは、レプトスピラ症はネズミの尿だけでなく、汚染された洪水によっても感染する可能性があることを公衆に再認識させました。洪水を歩いた人々は、特に発熱、筋肉痛、皮膚や目の黄変などの症状が現れた場合、24時間以内に医療機関を受診することが推奨されています。
保健当局は、早期治療が重篤な合併症を防ぎ、命を救うために重要であると強調しました。また、住民には、洪水地域を歩く際には防護ブーツを着用し、感染を避けるために適切な衛生を維持するよう呼びかけています。
州内の多くの地域で降雨が続く中、当局は意識啓発と影響を受けた地域への医療支援を強化しています。
DOHは引き続き、簡単な予防策と適時の医療ケアがレプトスピラ症から命を守る上で大きな違いを生むことを皆に思い出させています。
【用語解説】
– レプトスピラ症:細菌感染症で、ネズミの尿や汚染された水を介して人に感染することがあります。
– ミマロパ:フィリピンの地域名で、ミンドロ、マリンドゥケ、ロンブロン、パラワンの頭文字を取った名称です。