フィリピン上院議長、資産公開で透明性強調

フィリピンにおける洪水汚職問題の中で、上院議長ティト・ソット氏が資産を公開

ティト・ソット氏

– 上院議長は、2025年6月30日時点での資産、負債、純資産報告書(SALN)に基づき、純資産が1億8800万ペソであることを公表しました。

最近、一部の政府関係者が自らのSALNを公開しました。これは、オンブズマンのボイング・レムラ氏が政府関係者のSALNを一般公開するために再開したことによります。国の汚職防止担当者は、前オンブズマンのサミュエル・マルティレス氏の指導の下で設けられた2020年の制限を撤回しました。

オンブズマン事務所が発表した覚書に基づき、SALNの所有者の同意はもはや必要ありません。申請者は有効な身分証明書を提示するだけでよいのです。

オンブズマンは、大統領、副大統領、憲法委員会の役人、および地方政府の役人のSALNの保管者です。覚書の中で、レムラ氏は「公職は公共の信頼である」という憲法に記された原則を体現することを強調しました。

宣言された資産のうち、約465,000ペソのうち3億3,517万1,748.25ペソが不動産であり、1億3,043万2,713.15ペソが個人資産です。負債に関しては、上院議長は2億7,673万6,338.00ペソの銀行ローン/個人ローンおよびその他の支払いを記載しています。

報告によれば、上院議長ソット氏の娘であるロミナ・フランス・G・ソット氏、姪のビバリー・アン・M・ソット氏、姪の夫のキャサリン・アン・G・ロクサス氏、そして孫姪の弁護士バレンティン・ホセ・ドミニク・S・フレギル氏は、上院の彼の事務所で働いています。

以前、上院仮議長のピン・ラクソン氏も、自身のSALNを公開し、わずか3年間で純資産が大幅に増加したことを示しました。

【用語解説】
– SALN(Statement of Assets, Liabilities, and Net Worth):資産、負債、純資産報告書。フィリピンの公職者が所有する財産や負債の詳細を記載した公式文書。
– オンブズマン:フィリピンにおける汚職防止および公職者の監視を行う独立機関。
– バランガイ(地区):フィリピンの最小の行政単位。


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