救援中のフィリピン空軍ヘリ墜落、捜索続く

フィリピン空軍(PAF)の救援活動に使用されていたヘリコプターが、11月4日火曜日にアグサン・デル・スル州のロレート町で墜落しました。このヘリコプターは台風「ティノ」による被災地支援を行っていました。

PAFのスポークスパーソン、マ・クリスティーナ・バスコ大佐によりますと、墜落した航空機は空軍に残る数少ないUH-1Hスーパーヒューイ多用途ヘリコプターの一つです。このヘリコプターは、ダバオからブトゥアンに派遣された4機のうちの一つで、迅速な被害評価とニーズ分析(RDANA)ミッションを実施するためのものでした。

バスコ大佐は、空軍がスーパーヒューイと通信が途絶えたのは、同町にあるフィリピン陸軍第60歩兵大隊の基地付近を飛行中だったと述べました。このため、航空機と搭乗者を捜索するために、すぐに捜索救助活動が開始されました。

現在のところ、搭乗者の人数や事故による死傷者についての公式情報は発表されていません。空軍と陸軍の隊員たちは、墜落現場での捜索を続けています。

PAFは声明で、ヘリコプターのパイロットと乗組員を救助するために全力を尽くしているとし、仲間の安全を祈っていると述べました。

「私たちは仲間の安全を祈っています」とバスコ大佐は述べました。

さらに、墜落した航空機の残骸が発見され次第、事故の真の原因を明らかにするための詳細な調査を行う予定であると付け加えました。

スーパーヒューイは、UH-1Hヒューイの現代化されたバージョンで、空軍が戦闘ミッション、輸送作戦、被災地への支援に長年使用してきたものです。

【用語解説】
– UH-1Hスーパーヒューイ: UH-1Hヒューイの現代化バージョンで、多用途に使用されるヘリコプター。
– RDANA: 迅速な被害評価とニーズ分析の略で、災害時に被害状況を迅速に把握し、必要な支援を分析するためのミッション。


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