マニラ、フィリピン発 — ソーシャルメディアで高齢者への虐待や放置が話題となる中、ラグナ州第1区のアン・マティバッグ議員は高齢者を保護するための法案を推進しています。
マティバッグ議員によれば、下院法案(HB)2012、通称「反高齢者虐待法案」は、高齢者を虐待、放置、さらには搾取から守ることを目的としています。
これは、パンパンガ州の元実業家「シタ・ロドリゲス」さんの悲劇的な歴史が二度と繰り返されないようにするためです。
マティバッグ議員は、最近ソーシャルメディアで話題となり、被害者への同情の声が寄せられたロドリゲスさんのケースを指摘しました。ロドリゲスさんはパンパンガ州出身の89歳の元実業家で、会計士であり慈善家でもあります。
被害者の女性の甥が、高齢による判断力の低下を利用し、銀行の預金や生計を奪い、資産を浪費したため、シタさんは深刻な困難に直面しました。
女性議員は、この法案が1987年の憲法に基づいており、人の尊厳と人権の尊重、そして高齢者のような脆弱なセクターへの特別な保護を提供することを強調しました。
【用語解説】
– パンパンガ州(※):フィリピンのルソン島にある州の一つ。
– ソーシャルメディア(※):インターネット上で人々が情報を共有し、交流するためのプラットフォーム。
– 反高齢者虐待法案(※):高齢者を虐待、放置、搾取から守ることを目的とした法案。