ザルディ・コー氏、PBBMとロムアルデスを汚職問題に巻き込む
元下院議員のザルディ・コー氏は、ボンボン・マルコス大統領(PBBM)とマーティン・ロムアルデス下院議員が、バイカム挿入スキームの首謀者であると非難しました。
数か月間国外に滞在し沈黙を守っていたコー氏は、ついに沈黙を破りました。彼が公開したビデオ声明を通じて、元下院議員はこれ以上沈黙を守らないこと、そしてそれを裏付ける書類を持っていると述べました。
また、彼は医療検査の後に帰国する予定だったが、
ロムアルデス氏が彼に帰国しないように言ったとされ、
彼は面倒を見てもらえるということで、これは大統領からの指示であると述べました。
ザルディ・コー氏の声明によれば、予算長官のアメナ・パンガンダマン氏が昨年の2025年予算の二院制会議委員会の審議開始時に彼に電話をかけてきたと主張しました。
パンガンダマン氏は、PBBMが数十億ペソの挿入を行うよう指示したと述べたとされています。コー氏は、パンガンダマン氏が、これを確認するために大統領立法連絡室の責任者であるエイドリアン・ベルサミン氏に確認するように言ったと主張しました。ベルサミン氏はその日、マルコス氏と共に会議に出席しており、その時にこのことを聞いたとされています。
元下院議員は、ベルサミン氏がその指示を確認し、数日後に彼とロムアルデス氏、パンガンダマン氏、ベルサミン氏との間で会合が行われたと述べました。その会合で、彼に大統領が予算に挿入したいとされる政府プロジェクト1000億ペソを渡すとされています。
コー氏によれば、その書類は大統領のものであるとされる茶色の革のバッグに入っていました。
その数日後、コー氏はロムアルデス氏、パンガンダマン氏、ベルサミン氏、そしてジョジョ・カディズ次官に、1000億ペソではなく500億ペソを挿入すべきだと伝えました。なぜなら、1000億ペソでは公共事業道路省の予算が教育省の予算を上回ってしまうからです。
【用語解説】
– バイカム挿入スキーム:フィリピンの予算編成過程において、二院制会議委員会(バイカム)で予算案に追加される不正な資金挿入のこと。
– 二院制会議委員会(バイカム):フィリピンの立法過程で、上院と下院の間で異なる法案を調整するための会議。
– 大統領立法連絡室:フィリピン大統領府の一部で、立法と行政の連携を図る役割を持つ。