熱帯低気圧クリシン:警報1・2発令

熱帯低気圧クリシング(Tropical Storm Crising)に関する最新情報を、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)が5時の更新で発表しました。

熱帯低気圧から熱帯暴風雨に発達したクリシングについて、最新の情報が発表されました。

午後5時現在、クリシングは北ルソンに嵐のような天候をもたらしており、北カガヤンに接近しています。午後4時には、中心がカガヤン州アパリの東135km(北緯18.3度、東経122.9度)に位置していることが確認されました。中心付近の最大持続風速は75 km/h、最大瞬間風速は105 km/h、中心気圧は990 hPaで、西北西に向かって20 km/hで移動しています。

発令中の熱帯低気圧風警報(TCWS)

シグナル2

シグナル1

国家災害リスク削減管理委員会(NDRRMC)の午前6時の状況報告によると、西ビサヤ地方、中央ビサヤ地方、ソクサルジェン(※)の56のバランガイ(※)で、合計7,501世帯、23,918人が洪水の影響を受けました。

西ビサヤ地方では38世帯、ソクサルジェンでは77世帯が避難しました。

また、7月18日には、熱帯低気圧の影響で国内各地で授業が中止されました。これは、学生や学校職員の安全を確保するための決定です。

【用語解説】

– ソクサルジェン(SOCCSKSARGEN): 南コタバト、コタバト、スルタン・クダラット、サランガニ、ジェネラル・サントス市の頭文字を取ったフィリピンの地域名。
– バランガイ(Barangay): フィリピンの最小行政区画。