ダバオ・オクシデンタルで妊婦と犬が倒木で死亡

妊娠中の女性と彼女の飼い犬が、ダバオ・オクシデンタル州マリタで落下したココナッツの木により命を落としました。

2025年7月17日(木)の午後、妊娠9ヶ月の女性が落下したココナッツの木により命を失いました。この事故は、バランガイ・ティクロンで彼女が小川の近くで洗濯をしている最中に発生しました。

地元当局の報告によれば、女性はタボッド(※)と呼ばれる自然の流れの水で洗濯をしていたところ、突然木が倒れました。この予期せぬ事故により、彼女は即死しました。

その時近くにいた彼女の飼い犬も、同じ木に打たれて亡くなりました。

目撃者によると、女性は3歳の子供を危険から遠ざけようと押しのけました。幸いにも子供は無事でしたが、母親は助かりませんでした。彼女は重い木に打たれてしまったのです。

地元警察が公開した写真には、悲しみに暮れる夫が妻の亡骸を抱きしめている様子が写っていました。妻だけでなく、まだ生まれていない子供も失った夫の痛みは言葉にできないものでした。

女性はいつ出産してもおかしくない状態でした。この事故は地域全体を悲しみに包みました。近隣住民や家族、友人たちは、母親と妻を失った夫と子供を支えるために集まっています。

当局は、特に大きな木が強風や柔らかい地面のために突然倒れる可能性がある地域では、雨季の間は注意するように引き続き市民に呼びかけています。

【用語解説】

– タボッド(※): 自然の流れの水を指すフィリピンの用語。