サンマテオやマニラ首都圏で膝丈の洪水発生

強化された南西モンスーンの影響で、サン・マテオ(リサール州)やメトロ・マニラの他の地域で膝までの浸水が発生しています。

2025年7月21日(月)、PAGASAはフィリピン責任区域内にある低気圧(LPA)が熱帯低気圧に発達する中程度の可能性があると報告しました。この低気圧は、東ビサヤの東北東950キロメートルの地点に最後に位置していました。

強化されたハバガット(※)の影響で、7月24日までにメトロ・マニラとその近隣の州で最大200ミリの降雨が予想されています。

激しい雨と川の氾濫により、リサール州サン・マテオでは膝までの浸水が発生し、地域が通行不能となり、住民は日常生活を送るのに苦労しています。

バランガイ・ギトナン・バヤン1では、浸水が住宅地のメインエントランスを覆い、住民は代替ルートを探さざるを得ませんでした。近くの古い電柱も不安定に見え、安全性への懸念が高まっています。

一方、バランガイ・マリのマラン・ロードでは、一部の地元住民が状況を軽く受け止め、強い水流にもかかわらず日常を続けています。車両は慎重にではありますが、まだ通行可能です。

メトロ・マニラでもいくつかの地域が影響を受けました。マニラのエスパーニャ大通りは膝までの水に浸かり、子供たちが即席のボートで遊ぶ姿も見られました。タフト・アベニューやペドロ・ヒルでは、歩行者が足首までの浸水を歩いて渡り、マガリャネス-パソング・タモ延長線では水のたまりにより交通が遅くなりました。

バクラランでは、露店商が水位の上昇から商品を守るために最善を尽くしています。バランガイ・クリアットでは、住民が家の中の浸水に対処し、通りにはゴミが浮かんでいました。

月曜日の午後早くには、マリキナ川の水位が16メートルに達し、当局は第二警報を発令しました。住民は警戒を続け、今後のさらなる浸水に備えるように指示されています。

【用語解説】
– ハバガット(Habagat): フィリピンにおける南西モンスーンのこと。