マニラ、フィリピン発 — イルコス・スル州バナヨヨ町で、台風クリシンが猛威を振るう中、21歳の男性が同僚の作業員に川へ投げ込まれた自身のサンダルを取り戻そうとして命を落としました。
被害者のシアン・イアン・ガドゥットさんは、カンドン市総合病院に到着した際にはすでに死亡が確認されていました。
バナヨヨ町警察署(MPS)のメドワード・ガレイ警察署長によると、この事件は土曜日に発生しました。被害者の同僚の一人が冗談で彼のサンダルを取って川に投げ込んだことが発端でした。
被害者はすぐに川に飛び込みサンダルを取り戻そうとしましたが、強い洪水の流れに流され溺れてしまいました。
被害者の遺体は、駆けつけた捜索救助チームによって発見され、病院に運ばれましたが、救命することはできませんでした。
この事件はバランガイ(※)の役員によって地方災害リスク削減管理事務所(MDRRMO)に報告されました。
現在、当局がこの事件を調査中です。
【用語解説】
– バランガイ(※): フィリピンの最小行政区画で、日本の町内会や自治会に相当します。