マニラ、フィリピン — 台風クリシンの影響による深刻な洪水被害のため、セブ市とパンガシナン州ウミンガンが災害状態に置かれたと、昨日の報道で伝えられました。
セブ市議会によると、災害状態の宣言は、金曜日の午後に行われた緊急会議の後に決定されました。
セブ市のネスター・アーキバル・シニア市長は、災害状態の宣言により、排水作業や重要地域の水路やエステロ(※)の修復など、洪水対策が迅速に進められると述べました。
セブ市には、緊急対応のためのクイックレスポンス基金として利用可能な6100万ペソの資金があることが確認されています。
セブ市では、低地で腰までの高さの洪水が発生し、土砂崩れも報告されています。
一方、パンガシナン州ウミンガンでは、台風クリシンによる洪水で40のバランガイ(※)が水没したため、災害状態が宣言されました。
金曜日の午後に承認されたサングニアン・バヤン決議第5号では、同市の洪水が6061家族、または16519人の個人に影響を与えたと述べられています。
【用語解説】
– エステロ(※): フィリピンにおける小さな水路や運河を指す。
– バランガイ(※): フィリピンの最小行政区画で、日本の町内会に相当する。