バギオで土砂崩れ、2人救助、4軒被害

バギオ市で発生した地滑りにより、厚い泥の下に閉じ込められていた2人の女性が救出されました。

2025年7月25日(金)早朝、バギオ市のアウトルック・ドライブ、プーロク2で、夜通しの激しい雨の後に地滑りが発生しました。水が住宅地に流れ込み、多くの家族が不意を突かれました。

影響を受けた家の一つは完全に泥の下に埋もれ、救助隊は迅速に行動を起こさざるを得ませんでした。地元当局とボランティアが協力して、内部に閉じ込められていた2人の女性を救出しました。幸い、2人とも無事に救出されました。

近隣に住む住民も安全対策として避難し、現在は仮設シェルターに滞在しています。緊急チームは、さらなる避難が必要な場合に備えて警戒を続けています。

同じ地域で大きな木が倒れ、道路を塞ぎ、近くの電線に被害を与えました。落ちた枝がバンに当たり、フロントガラスが割れましたが、この事故によるけが人は報告されていません。

バギオ市のベンジャミン・マガロン市長率いる市政府は、状況を評価するために緊急会議を直ちに開催しました。初期報告によると、市内では地滑り、土壌侵食、落石の事例が34件、倒木が30本記録されました。

合計で17軒の家が被害を受け、そのうち2軒は完全に破壊されました。市内は依然として激しい雨に見舞われており、シグナル3(※)の状態にあるため、当局はすべての住民の安全を確保するために状況を注意深く監視しています。

「ここでは比較的影響を受けています。我々は現在シグナル3の状態にあり、それは約80、81、82人に影響を与える可能性があります。約17軒の家が被害を受けており、そのうち2軒は完全に破壊されています」とマガロン市長は述べました。

この記事執筆時点では、全員が警戒を怠らず、安全な場所に留まることが推奨されています。

【用語解説】

– シグナル3(※): フィリピンの台風警報システムにおける警報の一つで、風速が121~170 km/hの強風が予想される状態を指します。